人生の岐路で役立つ、意思決定の技術!
今日紹介する本は
『科学的な適職』
ジャンル
自己啓発 になります。
本書は心理学の知見から、科学的な職業選択の考え方を指南してくれる1冊です。
性格分析する本や就活/転職のハウツー本ではなく、幸福を最大化する職業選択のための意思決定の仕方を教えてくれる内容になっています。
著者
鈴木 祐
職業/経歴
サイエンスライター
1976年生まれ
慶応義塾大学SFC卒。
出版社勤務を経て独立。
10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性向上をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手掛ける。
代表著書:「最高の体調」「ヤバい集中力」
ホームページ:https://yuchrszk.blogspot.com/
あらすじ
本書の特徴
この本は、科学的な根拠に基づき、「キャリア選択」という正解のない悩みに答えを出す方法を具体的に解説するものです。
ですので、本書は就活/転職のハウツー本や人格分析の本ではありません。
具体的な研究結果を引用しながら、人がよく陥ってしまう誤解や悩み、失敗を解決しながら、何を仕事選び・転職の指標にすべきかを教えてくれる1冊となっています。
ぜひ読んでほしい人
- 転職を考えている人
- 就活生
- 幸福とは何かを考えている人
- 心理学を実生活に役立てたい人
就活/転職を考えている人にオススメの1冊です。
特に、転職を考えている人にオススメです。
本書は転職をむやみに勧めることはなく、しっかりと論理的に現在の職業の状況や特徴を分析し、転職するならどのような職業・企業を選ぶべきかを考える方法を教えてくれます。
転職するか迷っている方は一度読むだけでも世界が変わること、間違いなしの内容です!
また、心理学の知見から、自分の幸福を最大化する職業/企業の選び方を教えてくれるので、心理学に興味を持っている人にも身近な話題から心理学に触れられる入門書としてもオススメです。
感想
私は就活生で、偶然書店で見かけて、これは面白そうだと手に取りました。
この本を読んで面白いと思ったのは、この本は一貫して、科学的に「適職=自分の幸福を最大化する職業」の探し方を示している点でした。
ですので、「適職≠自分が好き、向いている職業」と言います。これだけでも既存の本と違うなと感じました。
また、就活/転職を考えた人は一度はやる「性格分析」においても実は問題があることが書いてあります。特に、誰もが一度は聞いたこと、やったことはあるであろう「エニアグラム」「MBTI」「ストレングスファインダー」の問題点についても触れてあり、とても参考になると思います。また、問題点を指摘するだけではなく、代替案を示してくれるところが更に良いと感じました。
それに加えて、本書の構造が分かりやすく、内容が「職業選択にありがちな7つの大罪」「仕事の幸福度を決める7つの徳目」「最悪な職場に共通する8つの悪」とリスト化してあるため、再読もしやすい形となっていて、就活が終わっても手元に置いておきたい1冊だなと思いました。
私はこの本を就活が本格化する前のタイミングで読めて、とてもよかったと思いましたし、職業選択によくある誤解も解けて、やることがスッキリと明確化したので一読だけも価値があると感じました。
今後就活が終わっても、転職を考えるとき、また定年を迎えるまで、ずっと使えるのではないかと思う内容が書いてあありました。
今回、私は就活生の立場から書きましたが、おそろく就活生より転職を考えている人にはもっと役立つ内容だったので、またレビューしたい1冊です(笑)
コメント