その法則が把握できている人は、努力の効率がよい
今日紹介する本は
上達の法則
~効率のよい努力を科学する~
ジャンル
専門書 になります。
本書はスポーツ、音楽、茶道など様々な知識や技術の習得における「上達の法則」を紹介してくれる1冊です。
著者は心理学者である傍ら、趣味や仕事で様々な分野に挑戦された経験に裏付けられた上達の法則を紹介してくれるため、とても分かりやすい内容となっています。
著者
岡本 浩一
職業/経歴
社会心理学者/東洋英和女学院大学人間科学部教授
著書:「リスク心理学入門」「能力主義の心理学」「心理学者の茶道発見」「スランプ克服の法則」など
東洋英和女学院大学 教員情報検索サービス 岡本浩一:https://passport.toyoeiwa.ac.jp/kg/japanese/researchersHtml/89106/89106_Researcher.html
あらすじ
本書の特徴
この本は、これまで暗黙裡に了解されていた上達の法則を、きちんと分析整理して、ひとつの方法論として解説してくれる1冊です。
心理学の科学的知見からの上達の法則の紹介しつつ、その法則を確認してきた著者の経験があるため、「理論だけではない、実践できる上達の法則・方法論」を学ぶことができます。
ぜひ読んでほしい人
- 効率良く努力したい人
- 中級者から上級者への過程でもがいている人
- 理論だけではなく、具体的な上達の法則を知りたい人
本書は何かを身に付けたいと思っている人、習っている人にオススメです。
始めたての人には始め方、それなりにやってきた中級者には上級者へなるための方法、上級者には中級者と何が違うのか、をはっきりと知ることができます。
特に、中級者から上級者への過程にもがいている人にはオススメです。
「どうして中々上手くならないのか」「スランプの原因と解決策」と言った中級者なら必ず感じるであろうもがきに答えを与えてくれるのでとても参考になると思います。
感想
この本を読むきっかけは上達の法則を科学的にも知りたいと思ったからでした。
PHP新書の薄い本でもあるので、当初は理論だけでも簡単に知れたら良いなと思ったのですが、理論だけでなく、著者が実践して経験したことも書かれていたので、とても参考になる本でした。
学術系の本は理論に走りがちで、具体的な話や著者自身の経験が少なかったりするので、この本は普通の学術関連の本とは違って、実践寄りの内容で面白かったです。
この本は、初心者でも、中級者でも、上級者になっても読み直す価値がある本だなと感じました。
要点も整理されているため、読書メモもパッと取りやすく、学術系統の専門書の手始めとしても丁度よい塩梅でした。
今までやってきた方法の正しいところや足りないところを整理することができ、今後の「自分開発」に役立つしかない1冊だと感じたので、また再読したいですね~
参考になる記事
下記は感想で述べた『読書メモ』について紹介した記事になります。
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